▼皇居-北の丸公園-樹木リスト
▼皇居-北の丸公園-樹木リスト
▼基本情報
・和名:シラカシ(白樫)
・学名:Quercus myrsinifolia
・科属:ブナ科・コナラ属
・分類:常緑広葉樹・高木
・原産地:本州(関東以西)〜四国・九州・南西諸島、中国南部
・樹高:通常10〜15m(20m以上にもなる)
・葉特徴:光沢ある濃緑色で革質/長楕円形〜倒披針形/縁に鋸歯あり
・寿命:数百年に及ぶ長寿木も存在
・葉の形状:扇形で切れ込みがあり、秋には黄金色に色づく
・花実:春に小さな花を咲かせ液果(やわらかい果皮に包まれた種) をつける
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
★日本の神社の御神木に多い ➔ 日本版の守護樹
▼基本情報
・和名:マテバシイ(馬刀葉椎)
・学名:Lithocarpus edulis
・科属:ブナ科× マテバシイ属(またはシイ属)
・分類:常緑広葉樹・高木
・原産地:日本(本州〜沖縄)、台湾、南朝鮮
・分布:関東南部以西の温暖地/沿海部や神社林/公園/街路樹/皇居外苑
・樹高:通常10〜20m、まれに25m以上
・寿命:200から300年(500年以上も存在)
・開花期:6月ごろ(目立たない黄白色の花)
・果実成熟期:秋(9~11月頃)どんぐり状の堅果
▼基本情報
▼基本情報
・和名:スダジイ(スダ椎)
・学名:Castanopsis sieboldii
・科属:ブナ科(Fagaceae)シイ属(Castanopsis)
・分類:常緑広葉樹・高木
・分布:日本(関東南部〜沖縄)、韓国南部、台湾など
・樹高:通常10〜20m、高いものは25m以上にも
・葉特徴:披針形で厚く光沢あり、縁に細かい鋸歯(ぎざぎざ)あり
・寿命:数百年(500年の事例あり)
・樹皮:灰褐色で縦に浅い割れ目が入る
・実(堅果):細長いドングリ状/殻斗(かくと)がトゲ状に見える
・食用可能
・用途:防風/防潮林
・特徴:照葉樹林の代表種 / 日本の原生的森林構成樹
★日本の神社の御神木に多い ➔ 日本版の守護樹
・依代 / 土地の神霊 / 守護の象徴 / 生命力 / 繁栄 / 家族の絆
▼基本情報
・和名:ケヤキ(欅)
・学名:Zelkova serrata
・科属:ニレ科・ケヤキ属(Zelkova属)
・分類:落葉広葉樹・高木
・原産地:日本、中国、朝鮮半島(日本固有種ともされる)
・樹高:通常20〜30m、高いものは40m以上にも
・葉特徴:卵状楕円形/先端が鋭く/縁に鋸歯/対生ではなく互生/
秋には黄〜赤に紅葉。
・寿命:数百年~1,000年超(神社や城郭に多くの古木が現存)
・樹皮:若木は滑らか老木は薄片状に剥離/まだら模様Z
・用途:材木/硬くて強靭/家具材/建築材(梁・床柱など)/彫刻材/和太鼓胴材
・用途:景観樹/記念樹/神社・寺院・校庭・城郭・並木道に多く植栽
・文化財としての巨木:各地の「ケヤキの巨樹」は天然記念物指定多数
★ケルト守護樹:トネリコ-日本種代替え【第3月】
▼基本情報
・和名:コナラ(小楢)
・学名: Quercus serrata
・科属:ブナ科(Fagaceae) ×コナラ属(またはナラ属、Quercus)
・分類:落葉広葉樹・中〜高木
・分布: 日本全国(北海道〜九州)/朝鮮半島/中国東部など
・自生地:山地〜低地の雑木林・里山・皇居内外の自然林など
・原産地:日本(固有種ではないが、極めて広く分布)
・樹高:通常10〜20m
・幹・樹皮:灰褐色で縦に浅く裂ける/樹齢とともに荒くなる
・葉:長さ7〜15cmの楕円形/鋸歯(ぎざぎざ)が目立つ/
裏面は淡緑色で毛が多い/秋には黄〜赤褐色に紅葉
・花:4〜5月に開花/雌雄同株(同じ木に雄花・雌花)/黄緑色の目立たない花
・果実:どんぐり(堅果)/
帽子状の殻斗(かくと)に覆われた実が秋に熟す(1年周期)
・雑木林の主構成種 クヌギなどと共に、日本の里山を代表する樹種
・用途:薪炭材/シイタケ原木/燃焼性が高く古くから薪炭用
・野生動物の食糧源/実はリス・イノシシ・シカなどの重要な餌
・利用性:木材は比較的堅く/床材・家具・器具材にも使用
・庭園・公園 自然風景を保つため皇居や自然公園にもよく植栽される
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
▼基本情報
・和名: クヌギ
・学名:Quercus acutissima)
・科名:ブナ科(Fagaceae)
・属名:コナラ属(Quercus)
・形態・特徴:落葉広葉樹
・樹高:高さ10~20mに成長(20mを越える事例あり)
・幹は直立/樹皮は深い縦割れが入る
・葉は長楕円形で鋸歯(ぎざぎざ)が目立つ/秋に黄~赤褐色に紅葉
・実(堅果)は「ドングリ」の一種
・独特な“いがぐり”状の殻斗(かくと)に包まれている
・寿命:おおよそ100〜200年程度
・樹勢が良ければ200年以上生育する事例あり
・伐採・薪炭林としての利用を前提とした管理下では20〜30年周期で伐採・再生が繰り返されることもあります(里山の輪伐的活用)
・分布:日本全土(北海道南部~九州)に広く分布/朝鮮半島/中国にも自生
・生育環境:丘陵地や山地の雑木林、二次林に多い
・やや乾燥した日当たりの良い場所を好む
・用途:薪炭材として重要/特に「炭焼き(白炭)」に適す
・カブトムシ・クワガタムシの採集木/夏には樹液を出す
・実(ドングリ)は渋みが強く、人の食用には不向き
・かつては煮て灰汁抜きし、救荒食として利用されていた
・類似樹種との違い:コナラと並び称される/クヌギの葉は鋸歯が鋭く
・ドングリの殻斗がより特徴的(“いがいが”のような突起)
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
▼基本情報
・和名:イロハモミジ(伊呂波紅葉)
・学名:Acer palmatum
・科名:ムクロジ科(旧分類ではカエデ科)
・属名:カエデ属(Acer)
・分類:落葉広葉樹・小高木
・分布:日本原産(本州中部〜九州北部)/一部朝鮮半島南部
・樹高:通常5〜10m、高いものは15m以上にも
・葉の形:5〜7裂の掌状(手のひら状)に裂けた葉/葉縁に鋸歯
・葉の色:春〜夏:明るい緑/秋:鮮やかな紅葉(赤・黄・橙)が魅力
・紅葉時期:一般的に11月中旬〜下旬(関東基準)
・花期:4月頃小さく目立たない暗赤色の花を咲かせる(雌雄同株)
・果実:翼果(よくか):プロペラのような2枚の羽根を持つタネ
・日本庭園・皇居・神社仏閣などで植栽される代表的な観賞樹
・「モミジ狩り」の語源
・日本の秋の象徴的な樹木
・寿命:自然環境(山地・社寺林・皇居など) 100年〜150年程度
・寿命:良好な管理下(庭園・公園樹など) 80年〜120年程度
・寿命:都市部・鉢植え・過度な剪定下 30年〜50年程度で衰えることもあり
▼基本情報
・和名:オオモミジ(大紅葉)
・学名:Acer palmatum var. amoenum
・分類:ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属
・原産地:日本固有種(本州、四国、九州)
・生育地:山地の林内や沢沿い、庭園樹・公園樹としても植栽される
・樹高:5〜10m程度(条件により20mに達することも)
・葉の特徴:掌状に深く5〜7裂し、縁に鋸歯あり。葉身はやや大型
・開花期:4月頃(新芽と同時)
・花の色:紫紅色の小花(雌雄同株)
・紅葉の特徴:秋には鮮やかな紅〜朱に染まる(観賞価値が高い)
・寿命:数10年〜100年以上(環境・管理状態による)
・用途:庭園樹、公園樹、街路樹、盆栽にも利用
・イロハモミジと非常に近縁
・オオモミジの方が葉が大きく裂け目が浅めである
・樹形が美しく四季折々の姿が楽しめる
・皇居、京都御苑、名勝庭園などにも多く植栽
▼基本情報
・和名:ソメイヨシノ(染井吉野)
・学名:Prunus × yedoensis Matsum.
・科属:バラ科・サクラ属
・分類:落葉広葉樹
・原産地:日本(江戸・染井村、現在の東京都豊島区周辺)
・樹高:通常5〜15m、最大20m以上になることも
・葉特徴:花より遅れて展開しやや光沢ある緑/縁に鋸歯あり
・寿命:約60年〜100年(一般的には短命とされる)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・花の特徴:淡紅色の一重咲き/開花直後はほぼ白/満開時にやや紅色を帯びる
・開花時期:日本各地で3月下旬〜4月上旬(気候により変動)
・特徴:クローン性/挿し木・接ぎ木で増殖/遺伝的には全て同一個体
・日本の桜文化を象徴する品種/花見の主役
★ケルト守護樹:サンザシ-日本種代替え【第6月】
▼基本情報
・和名:ヤマザクラ(山桜)
・学名:Prunus jamasakura Siebold ex Koidz.
・科属:バラ科・サクラ属
・分類:落葉広葉樹・高木
・原産地:日本全土(特に本州〜九州)、山地や丘陵の自然林に自生
・樹高:10〜25m(まれに30m以上)
・葉特徴:長楕円形で先端が尖り赤みを帯びた新葉が花と同時に展開
・寿命:100〜500年以上(長寿木として著名)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・花の特徴:白〜淡紅色の一重咲き/花径約3cm前後/開花期は3月下旬〜4月中旬
・開花時期:日本各地で3月下旬〜4月上旬(気候により変動)
・実の特徴:黒紫色に熟す小さなサクランボ(5〜6月頃)/野鳥が好む
・特徴:野生の桜の代表種/日本の山野に広く分布
・万葉集や古今和歌集など古典文学に多く登場
・吉野山(奈良県)の「一目千本」で有名な桜はほとんどがヤマザクラ
・江戸時代以前の日本では桜といえばヤマザクラが標準だった
★ケルト守護樹:サンザシ-日本種代替え【第6月】
▼基本情報
・和名:モッコク(木斛)
・学名:Ternstroemia gymnanthera
・科属:ツバキ科・モッコク属
・分類:常緑広葉樹・中高木
・原産地:本州(関東以西)/四国/九州/沖縄/
東アジア(朝鮮半島南部・台湾・中国南部)
・樹高:通常3〜8m、まれに10m以上
・葉特徴:光沢のある倒披針形〜楕円形/厚くて革質/互生し密につく
・寿命:比較的長寿(100年以上)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・用途:材は硬く緻密/細工用や印材/笛材など
・「庭木の王様」/神社仏閣・茶庭・邸宅庭園に植栽
▼基本情報
・和名:ヤマボウシ(山法師)
・学名:Cornus kousa subsp. kousa
・分類:ミズキ科(Cornaceae)ミズキ属
・英名:Kousa Dogwood, Japanese Dogwood
・原産地:日本(本州・四国・九州)/朝鮮半島/中国
・生育地:山地/丘陵地/雑木林/庭園/公園など
・樹高:5〜10m(まれに15m以上)
・葉の特徴:対生/卵形~楕円形/全縁/葉脈は明瞭/葉先がやや尖る
・花期:5〜6月(花弁のように見えるのは総苞片)
・花の特徴:白~淡黄緑色の4枚の総苞片が十字形に展開/中央に小花が多数
・果実の特徴:直径2〜3cm/球形で秋に赤熟/果肉は食用可(やや甘い)
・紅葉:秋には葉が赤〜赤紫に色づく
・寿命:50〜100年程度(環境・管理により変動)
・用途:庭園樹/公園樹/街路樹/シンボルツリー/果樹的利用も可
・名の由来:「山法師」は白い総苞片を僧侶の頭巾と見立てた
・同属のハナミズキ(アメリカ原産)と混同されがち
・開花時期や葉・果実・樹形が異なる
・自然美と観賞性を兼ね備えた樹木として多用
▼基本情報
・和名:エゴノキ(斉樹、または萵苣木)
・学名:Styrax japonicus
・科名:エゴノキ科(Styracaceae)エゴノキ属
・英名:Japanese snowbell
・原産地:日本(本州〜九州)/朝鮮半島/中国
・生育地:山地・里山の雑木林/渓流沿い/公園・庭園など
・樹高:5〜10m(まれに15m超)
・樹形:開張型またはやや円錐形/枝が横に広がる
・葉の特徴:卵形~楕円形/互生/縁に細かな鋸歯あり/淡緑色
・花期:5月下旬〜6月頃
・花の特徴:白色、鐘形の花が下向きに多数ぶら下がる(清楚な印象)
・果実の特徴 楕円形/硬い殻をもつ核果(7〜10月に熟す)
・実の特性 有毒(「エゴサポニン」を含む)ため食用不可/鳥類は食べる
・紅葉:秋に黄〜黄褐色に色づく
・寿命:50年以上(適切な環境で長寿)
・用途:庭園樹/街路樹/シンボルツリー/雑木林造成など
・名前の由来:「エゴノキ」は果実を口に含むと「えぐい(渋い・苦い)」
・えぐさが「エゴサポニン」に由来
・落葉小高木として自然風の庭園や雑木の庭に好まれ
・特に白い下向きの花は日本的な趣を醸し出す
▼基本情報
・和名:サンシュユ(山茱萸)
・学名:Cornus officinalis
・科名:ミズキ科(Cornaceae)ミズキ属
・英名:Japanese Cornelian Cherry
・原産地:中国・朝鮮半島(日本には江戸時代に薬用植物として渡来)
・生育地:公園/庭園/寺社境内などで植栽される
・樹高:3〜8m程度の落葉小高木
・葉の特徴:対生/楕円形で先端が尖る/葉脈が明瞭/葉裏はやや白っぽい
・花期:3月〜4月(葉が展開する前に咲く)
・花の特徴:黄色の小花が球状に集合/枝先に多数咲く(早春の花木)
・果実の特徴:9月〜10月に楕円形の赤い実をつける(長さ2cm前後)
・実の特性:生食には不向き/乾燥果実は漢方薬(山茱萸:さんしゅゆ)
・紅葉:秋には葉が赤〜赤紫色に美しく色づく
・寿命:100年以上(適切に管理された個体)
・用途:観賞樹・薬用樹(果実は滋養強壮、強精、止瀉に用いられる)
・古典園芸木/寺院庭園や薬園、公園などに植えられることが多い
・名前の由来:「山茱萸」は中国名に由来/古来より強壮薬・長寿薬として重宝
・同属のミズキ、ハナミズキ、ヤマボウシとは樹形や花の時期・色で識別可能
▼基本情報
・和名:ハクモクレン(白木蓮)
・学名:Magnolia denudata
・科名:モクレン科(Magnoliaceae)モクレン属
・英名:Yulan magnolia, Lily tree
・原産地:中国中南部(古代より庭園樹として栽培)
・日本での位置付け:江戸時代初期に渡来/観賞用樹木として各地に植栽
・樹高:5〜10m(稀に15m以上)
・葉の特徴:長楕円形〜倒卵形/光沢があり/やや厚め/葉の長さ10〜20cm程度
・開花期:3月下旬〜4月上旬(葉が展開する前)
・花の特徴:純白の大きな花(直径10〜15cm)が上向きに咲く/芳香あり
・果実の特徴:長楕円形で多数の集合果/秋に熟すと裂開し赤い種子を露出
・紅葉:黄葉または褐葉し落葉する(観賞価値はやや低め)
・寿命:数十年〜100年以上(大木に育つことも)
・用途:庭園樹/公園樹/街路樹/寺社林などに多く利用
・ハクモクレンとコブシの違い:
・ハクモクレンは花が上向き/厚くて白く葉が出る前に咲く
・コブシは花がやや小さく花弁の外に赤紫の筋があり
・花と葉が同時に展開することが多い
・文化的背景:中国では「玉蘭(ユイラン)」と称される
・高貴・純潔・気高さの象徴
・皇居内苑・東御苑などでも植栽が確認
・春の開花期には清楚な存在感を放つ樹木です
▼基本情報
・和名:ホオノキ(朴の木・朴葉)
・学名:Magnolia obovata
・科名:モクレン科(Magnoliaceae)モクレン属
・英名:Japanese Bigleaf Magnolia
・原産地:日本(北海道〜九州)/朝鮮半島
・自生地:山地の落葉広葉樹林内/特に明るい斜面や尾根筋に多い
・樹高:10〜30m(日本の広葉樹の中でも最も大きくなる部類)
・幹径:1mを超えることもあり/まっすぐに伸びる
・葉の特徴:長さ30〜50cm・幅15〜25cmの日本最大級の葉
・倒卵形で互生し枝先に集中してつく
・花期:5月〜6月頃(葉が展開した後に咲く)
・花の特徴:直径15〜20cm/白〜淡黄色の芳香のある花を上向きに咲かせる
・果実の特徴:長さ10cmほどの集合果/秋に裂開し赤い種子を垂れ下げる
・紅葉:秋には黄色〜褐色に色づき落葉
・寿命:数十〜数百年(大木に育つ)
・用途:建材(家具材・下駄材など)/朴葉味噌・朴葉寿司などの食品包材
・「朴葉(ほおば)」は食品文化において重要
・特に岐阜県・長野県などの山間部では殺菌力のある葉として古くから利用
・樹皮・葉・材に特有の芳香があり/薬用・香料用としても研究
・高木でありながら枝葉が大きく広がるためシンボルツリーとしても重宝
▼基本情報
・和名:シラカシ(白樫)
・学名:Quercus myrsinifolia
・科属:ブナ科・コナラ属
・分類:常緑広葉樹・高木
・原産地:本州(関東以西)〜四国・九州・南西諸島、中国南部
・樹高:通常10〜15m(20m以上にもなる)
・葉特徴:光沢ある濃緑色で革質/長楕円形〜倒披針形/縁に鋸歯あり
・寿命:数百年に及ぶ長寿木も存在
・葉の形状:扇形で切れ込みがあり、秋には黄金色に色づく
・花実:春に小さな花を咲かせる/秋にドングリ(堅果)をつける
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
▼基本情報
・和名:ウバメガシ(姥目樫)
※「ウバメカシ」とも表記される
・学名:Quercus phillyraeoides
・科名:ブナ科(Fagaceae)コナラ属(Quercus)
・英名:Ubame oak / Binchotan oak
・原産地:日本(本州西部〜九州・四国)/朝鮮半島南部
・分布域:海岸沿いの岩場や乾燥した斜面/照葉樹林帯に多い
・樹高:通常3〜8m稀に10m超(常緑小高木〜中高木)
・葉の特徴:硬くて光沢のある倒卵形〜楕円形/全縁または浅鋸歯/
・革質で葉先は鈍形
・花期:4〜5月(雌雄同株)
・花の特徴:黄褐色の小さな花/雄花は尾状に垂れ下がる
・果実:どんぐり翌年秋(10〜11月)に熟す/先端がとがった卵形の堅果
・樹皮:暗灰色/縦に浅く裂ける/比較的なめらか
・寿命:数10年〜100年超(環境によって大木化)
・用途:最高級の備長炭(紀州備長炭)原料
・生垣/庭木/防風林/耐火性のある建材
・最大の特徴は「炭材としての優秀さ」
・特に紀州(和歌山県)で産出される「紀州備長炭」はこのウバメガシが原料
・本国内で最も硬質で長持ちする炭の一つ
・潮風や乾燥にも強く土壌が痩せた場所でも生育可能
・沿岸部の植栽・緑化に適している
・皇居では乾燥しやすい土手や石垣の上などに自然風に植栽
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】