▼皇居-東外苑-樹木リスト
▼皇居-東外苑-樹木リスト
1.皇居:東御苑
▼基本情報
・和名:イチョウ(銀杏)
・学名:Ginkgo biloba
・分類:イチョウ科イチョウ属(裸子植物)
・原産地:中国(野生絶滅とされるが寺院などで古くから栽培)
・寿命:数百年~千年に及ぶものもある(例:神社の大銀杏)
・樹高:20〜30m以上にも達する高木
・葉の形状:扇形で切れ込みがあり、秋には黄金色に色づく
▼基本情報
・和名:クロマツ(黒松)
・学名:Pinus thunbergii
・科属:マツ科・マツ属
・分類:常緑針葉樹・高木
・原産地:日本固有種(本州〜九州の海岸沿いに自生)
・樹高:通常10〜20m、まれに30m以上
・葉特徴:卵形で先端が尖る/光沢あり3本の主脈が目立つ
・寿命:数百年級。管理次第で盆栽としても数百年生存可
・樹皮:黒褐色で縦に深く割れるのが特徴/老木では鱗状に剥がれる
・花実:5〜6月に開花し2年目の秋に長楕円形の球果(松ぼっくり)を形成
★ケルト守護樹:ヨーロッパ-アカマツ-日本種代替え【12月23日】
▼基本情報
・和名:ケヤキ(欅)
・学名:Zelkova serrata
・科属:ニレ科ケヤキ属(Zelkova属)
・分類:落葉広葉樹・高木
・原産地:日本、中国、朝鮮半島(日本固有種ともされる)
・樹高:通常20〜30m、高いものは40m以上にも
・葉特徴:卵状楕円形/先端が鋭く/縁に鋸歯/対生ではなく互生/
秋には黄〜赤に紅葉。
・寿命:数百年~1,000年超(神社や城郭に多くの古木が現存)
・樹皮:若木は滑らか老木は薄片状に剥離/まだら模様Z
・用途:材木/硬くて強靭/家具材/建築材(梁・床柱など)/彫刻材/和太鼓胴材
・用途:景観樹/記念樹/神社・寺院・校庭・城郭・並木道に多く植栽
・文化財としての巨木:各地の「ケヤキの巨樹」は天然記念物指定多数
▼基本情報
・和名:シラカシ(白樫)
・学名:Quercus myrsinifolia
・科属:ブナ科コナラ属
・分類:常緑広葉樹・高木
・原産地:本州(関東以西)〜四国・九州・南西諸島、中国南部
・樹高:通常10〜15m(20m以上にもなる)
・葉特徴:光沢ある濃緑色で革質/長楕円形〜倒披針形/縁に鋸歯あり
・寿命:数百年に及ぶ長寿木も存在
・葉の形状:扇形で切れ込みがあり、秋には黄金色に色づく
・花実:春に小さな花を咲かせる/秋にドングリ(堅果)をつける
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
▼基本情報
・和名:モッコク(木斛)
・学名:Ternstroemia gymnanthera
・科属:ツバキ科モッコク属
・分類:常緑広葉樹・中高木
・原産地:本州(関東以西)/四国/九州/沖縄/
東アジア(朝鮮半島南部・台湾・中国南部)
・樹高:通常3〜8m、まれに10m以上
・葉特徴:光沢のある倒披針形〜楕円形/厚くて革質/互生し密につく
・寿命:比較的長寿(100年以上)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・用途:材は硬く緻密/細工用や印材/笛材など
・「庭木の王様」/神社仏閣・茶庭・邸宅庭園に植栽
▼基本情報
・和名:ソメイヨシノ(染井吉野)
・学名:Prunus × yedoensis Matsum.
・科属:バラ科・サクラ属
・分類:落葉広葉樹
・原産地:日本(江戸・染井村、現在の東京都豊島区周辺)
・樹高:通常5〜15m、最大20m以上になることも
・葉特徴:花より遅れて展開しやや光沢ある緑/縁に鋸歯あり
・寿命:約60年〜100年(一般的には短命とされる)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・花の特徴:淡紅色の一重咲き/開花直後はほぼ白/満開時にやや紅色を帯びる
・開花時期:日本各地で3月下旬〜4月上旬(気候により変動)
・特徴:クローン性/挿し木・接ぎ木で増殖/遺伝的には全て同一個体
・日本の桜文化を象徴する品種/花見の主役
★ケルト守護樹:サンザシ-日本種代替え【第6月】
▼基本情報
・和名:ヤマザクラ(山桜)
・学名:Prunus jamasakura Siebold ex Koidz.
・科属:バラ科・サクラ属
・分類:落葉広葉樹・高木
・原産地:日本全土(特に本州〜九州)、山地や丘陵の自然林に自生
・樹高:10〜25m(まれに30m以上)
・葉特徴:長楕円形で先端が尖り赤みを帯びた新葉が花と同時に展開
・寿命:100〜500年以上(長寿木として著名)
・花実:6〜7月に小さな白い花を咲かせ秋に赤い実(蒴果)をつける
・花の特徴:白〜淡紅色の一重咲き/花径約3cm前後/開花期は3月下旬〜4月中旬
・開花時期:日本各地で3月下旬〜4月上旬(気候により変動)
・実の特徴:黒紫色に熟す小さなサクランボ(5〜6月頃)/野鳥が好む
・特徴:野生の桜の代表種/日本の山野に広く分布
・万葉集や古今和歌集など古典文学に多く登場
・吉野山(奈良県)の「一目千本」で有名な桜はほとんどがヤマザクラ
・江戸時代以前の日本では桜といえばヤマザクラが標準だった
★ケルト守護樹:サンザシ-日本種代替え【第6月】
▼基本情報
・和名: カエデ(楓)
・学名:Acer spp.(複数種あり)
・科属:ムクロジ科(旧カエデ科)・カエデ属(Acer)
・分類:落葉広葉樹(まれに常緑種もあり)
・分布:北半球の温帯地域(日本、アジア、北米、ヨーロッパ)
・代表種日本:イロハモミジ/オオモミジ/ヤマモミジ/チドリノキ/トウカエデなど
・樹高:種類により3〜20m程度
・葉特徴:掌状に深裂し紅葉の彩りが非常に美しい/種類によって形状が異なる
・寿命:数十年〜100年以上(モミジ類は比較的長寿)
・特徴:花は春(3〜5月)に咲き、淡黄色〜赤紫色など
・実はプロペラ型の翼果(「サマラ」)で風で回転しながら落下する
▼基本情報
・和名:シラカシ(白樫)
・学名:Quercus myrsinifolia
・科属:ブナ科コナラ属
・分類:常緑広葉樹・高木
・原産地:本州(関東以西)〜四国・九州・南西諸島、中国南部
・樹高:通常10〜15m(20m以上にもなる)
・葉特徴:光沢ある濃緑色で革質/長楕円形〜倒披針形/縁に鋸歯あり
・寿命:数百年に及ぶ長寿木も存在
・葉の形状:扇形で切れ込みがあり、秋には黄金色に色づく
・花実:春に小さな花を咲かせ/秋にドングリ(堅果)をつける
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】
▼基本情報
・和名:ナギ(梛)
・学名: Nageia nagi(旧名 Podocarpus nagi)
・科属:マキ科 (Podocarpaceae)
・分類: 常緑高木
・原産:日本(本州中部以南)、台湾、中国南部など
・分布:本州(関東南部以西)/四国/九州/沖縄/神社や寺院の境内に多く見られる
・樹高:10〜20m程度(最大30m超)
・寿命:200〜500年(長寿木:1,000年以上も確認される)
・葉特徴:披針形で光沢があり厚みのある1枚葉/葉脈は中央に1本のみ縦に裂けにくい(丈夫)
・花期:5月頃(雌雄異株)
・果期:10月頃に青紫~黒紫色の実をつける(液果)
・実の特徴:楕円形でやや艶があり、鳥に好まれる
・用途:神木/縁結びの象徴/庭木/防風林
・木材:軟らかく軽い/建材や仏具などに用いられることもあるが流通は少ない
▼基本情報
・和名:サワラ(椹)
・学名:Chamaecyparis pisifera
・科属:ヒノキ科(Cupressaceae)ヒノキ属(Chamaecyparis)
・分類:常緑針葉高木
・原産:日本固有種(本州・四国・九州の山地)
・分布:日本固有種(本州・四国・九州の山地)
・樹高:20~30m(条件良ければ40m超)
・寿命:約200~400年程度(長寿木:500年以上も確認される)
・用途:建築材/風呂桶材/漆器下地/寿司桶/造園
・葉の特徴:鱗片状の針葉が対生し枝に密に付く
・やや柔らかく先端が丸みを帯びる(※ヒノキと比較して触っても痛くない)
・葉裏に「Y」字形または「X」字形の白い気孔帯がある(識別点)
・ 幹・樹皮の特徴:幹の色は赤褐色〜灰褐色/樹皮は縦に浅く裂けて繊維質/薄くはがれやすい/材質は軽くて耐久性が高い
・実(球果):直径約6~8mmの丸い球果
・2年目の秋に熟す(開裂して種子を放出)
・ヒノキの球果よりやや小さく鱗片が丸みを帯びる
▼基本情報
・和名:ニシキギ(錦木)
・学名:Euonymus alatus
・科属:ニシキギ科(Celastraceae)ニシキギ属(Euonymus)
・分類:常緑針葉高木
・原産:日本固有種(本州・四国・九州の山地)
・分布:日本(北海道〜九州) / 朝鮮半島 / 中国北部
・樹高:1~3m
・寿命:約50年程度(長寿木:100年も確認される)
・用途:庭園樹 / 公園樹 / 盆栽素材 / 自然林や二次林に自生
・葉の特徴:対生 / 楕円形〜長楕円形 / 秋に紅葉(鮮やかな赤)
・枝:翼(よく)と呼ばれるコルク質のひれが四方に張り出すのが最大の特
・花:5〜6月に黄緑色の小花(あまり目立たない)を咲かせる
・果実:10月頃に熟し赤い仮種皮に包まれた種子が露出する
★ケルト守護樹:オーク(ブナ科コナラ属)【第7月】